宗教

人間は、生きている以上は何かを信じているのである。
特定の宗教を、信じているとか、無宗教であるとか、そういう問題は存在しない。

喩えて言うなら、
人間は生きる以上は何かを食べて生きるしかなく、
個々人によって、
「何をどのように食べているか」
ということに、自覚的な人もいれば、無頓着な人もいる、というだけのことで、
食事をしない人はいないのだ。

だから、今の自分たちにとって必要なことは、
「何をどのように信じているか」
そうしたすでにある信念を、どれだけ批判的に考え、刷新できるか、ということではないか。