2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

それは神とは言えない。音を欠いた音楽であり、姿はみえないが存在を感じる。それは僕に親しみを覚えさせる。

神秘思想

拭いされない憂鬱のために泣いて暮らす 一瞬の盲目のために笑い合うことができるどしゃぶりの雨の中で晴れ切った空を幻視する身の回りを整えて生きなければならないという これは信仰に近い

蝿がぎっしり詰まった目の細かいネット。

ハエみたいなのがブンブン唸る部屋。部屋一面が唸っている。でも嫌というよりは癒やされる。不動産屋の女の人がいる。まあいい感じだという話になる。結局決めなかったのだけど、その夜にその部屋に住んで生活している夢を見る。 やけに窓の外の音が大きく聞…

Everybody's garden

ここはみんなのお庭です。

事実

人間は今のこの瞬間を生きているのに、実際にはこの瞬間の半分も生きてはいず、大半は幻覚の中を生きているのである。これはある特定の人に当てはまることではなく、またそういう見方もあるとかいう話でもなく、単なる事実だ。しかも、今というものもかなり…

さすらい

人生、今までどう生きてきたとか、これからどういう生活になるとか、全く考えることなく忘れて、自分が、ただのさすらいの旅人だと妄想する。僕はただ、今のこの自分の部屋に、さすらいの旅人としているだけなのである。何がさすらっているのかというと、魂…

デジャヴ

真夏に、波の出るプールの波打ち際に横になって、雲のない眩しい空を見上げている情景が、何度も何度も思い出されるけど、あれは実際に見たのか、夢で見たのかもよくわからない。

みてほしいこの晴れた日に射すこの光は僕が夢でみたのと同じ光である僕は僕にみてほしい時間が止まっているようだ

waste

宗教、権力、経済、ゴミ。またゴミという呼び名も持たない何か。ニーチェ的な。有用でも無用でもないものつまりただあるものつまり現実ということ

ま、いいじゃないか、これはこれで。

話にムダが多すぎると、一体何の話だかわからなくなるそれと同じように、夾雑物が多すぎて、何か起きているのかわからなくなる一本の筋をびしっと通して、 死に近いものを見たい

あなたが話すこと、それは完全なる虚無であるあなたが食べるもの、それは完全なる虚無であるあなたの生活、それは完全なる虚無である喜びは完全なる虚無である、苦悩もまたそうである太陽の光に脳を干し 雨の薄暗い部屋が宇宙に通じる夢で心臓を突破られて死…

祝祭

一杯のコーヒーが実際にそうである以上のくつろぎをもたらす。

説教くさいというのは、判断があるからだ。判断とは守るためにすることである。僕はもっとドライに行きたい。ほとんど虚無に近いほどドライに。現実性に対してノーガードで、それこそガラスの破片の上を転げまわるように、挑んでいきたい。愚かしい散文であ…

月のように私の存在は消える

瞑想

電灯がつく。そこは真夜中の廊下だ。コンクリートが剥き出しになっている。ここは食堂がある大学の建物に似ているが、実際には地下の深いところにある。 その晩は風雨が激しく吹いていて、構内の木々は音を立てて揺れ、街灯の反射した水たまりの像を、絶え間…

動画

youtu.be

夢でつけた車体の引っ掻き傷が気になるような気がする

with no trace

これまで何をし、どこに行き、誰と出会い、何を話し、何を思い、どんな感情にとらわれ、頭は記憶に溢れていたとしても、家についたなら息を整え、シャワーを浴び、歯を磨き、服を着替えて、そのソファに落ち着いた顔で座っていたなら、君の過去は誰にもわか…

ビジョン

巨大な星と星とがぶつかり合う、火花を散らす接点、それこそがこの現実というものであり、それは耐えず破壊されているのだが、限りなく平静でもある。

さっきまで洞窟で話していた、あの人相の悪い男は、 指名手配犯だったのだと、表に出た張り紙をみて知る。少しためらって、結局警察に電話をする。 けど、窓口の女の警察官が要領を得なくて、まともにことが進まない。僕が通報していることがあの男にバレた…

二つの原理

(存在でありうるもの)と(存在させているもの) の時間を超越した遊戯