愛する(もの)。

この道端のちらしを吹いて追いやる、
その風で(あなた)はある。

穏やかに吹き回り、
無のように(私)に微笑みかける。

馬鹿に面白い。

この世の根本を成す、
聖なるものと(あなた)は成り代わり、
邪悪に聞こえる言葉で、
(すでに知られた)聖性について語りかける。

それが正しいとか正しくないとか、
よいとか悪いとか、
そんなこととは関わりなく、
この瞬間に(われわれ)がいる。