雨が降っている

ただふと零れ出したイメージ。

イメージといるとき、自分は父でも子でもない。

人でさえない。

風景が風景を漫然と眺めるように、

石のように沈黙した・・・。

たとえば、炎が燃えている夢。

一面の炎。

何かを暗示するわけでもなく、

解釈もできないのに、

・・・私はただ駆けている。

自分は今どこにいるのだろうと思う。

真っ暗な駅。

時計。

虫の鳴き声(何かを擦るように引く感覚)

泥水に濡れた気持ちの悪い靴。

嗚咽(心が動くと最近、よくこうなるんだ)

詩を書くとなぜかこの人のことを思い出す。

またそれとは別の人物になっている。

自分たちは灰色の広い店のテーブルにいて話している。