雪の結晶 眩しい夜道の光

鍋の中でお湯の沸く 磁石はくっつく

夜の間は死体 夢で風船になった

朝は雨が降る

一杯の人たちが横切っていく

道は封鎖されている

「酔っぱらい」

小さな袋に入っている くわがた

ズルをして持って帰った

何か 喉がかわく 風鈴 ペットボトル

影 「終わった」 閉じる 自転車で行く 大きい深い穴を見る

「初めて見た」

「何が?」

「忘れてた」

「痛い」

「手が痛い」

車椅子 唾液 幻 疾走

どこまでもいく