10月16日(火)の自動筆記

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シンプル

政変

クルーザー

かまきり

かまいたち

セブンイレブン

宇宙旅行

そろばん

胡麻

クリーニング店

コアラのマーチ

渋谷

ガソリン代

孤島

シュノーケリング

オフィス

インドの夜

路線変更

クリスマス

男の喉

雪が降る路上

彼は咳き込んでいる

道がふさがっている

憂鬱で布団に寝ている

救急車が走る

長い道だから走っても走っても遠い

カラスが空を旋回する

道ばたの長い草が風に吹かれている

バニラのカップアイス

海風が吹く

きらきらしたアメ玉を光に晒す

小さい子がお母さんについてぺたぺた歩く

外国の紙幣がくしゃくしゃになっている

彼は軽く頭をかいた

沈黙(耳にぷつぷつする音)

蛍光灯だけの暗い台所での調理

産まれたばかりの赤ん坊

真夜中の交差点

とてもなめらかな紺の生地

坊主頭の同僚

眩しい映画館のスクリーン

名前を呼ばれたような空耳

ずいぶん久しぶりに帰ってきた

水鉄砲で遊んでいる夕暮れ

黄色い熱帯魚が水槽の中で向きを変える

半分に割ったあんぱん

彼女はバカみたいに泣く

新しい枕

夜の静かすぎる風

激しい幸せな眠気

クロスワードパズルのヒント

おてだま

複数人プレイで戦うゲーム

嫌な匂いのする絵の具

100年前の海兵

セックス

非常階段を誰かが駆け足で降りていく音

 

夢の中で深夜、目覚めていたような夢をみた。

(僕は自分の部屋をみていた。部屋は少し普段と違う感じだった。布団が敷かれ、カーテンが閉められている。いつも通りの部屋だ。でも、やっぱり何かが違っていた。変に落ち着きがよすぎるような気がする。そして自分の体が暖かすぎるように思う。まるで自分の体が存在しないかのように感じるのだった。それに水中にいるみたいに静かだ。それは死んでいるような感覚だった。)

 

道を間違えたままずいぶん歩いてきてしまったので、いまは引き返すところだ

サイコロを振る、コロコロと転がる音

生のレバーが出てくる

教会の天井画を見上げる

繊細な装飾のついたスプーン

耳たぶについたイヤリング

時計