2020-01-03から1日間の記事一覧

ドアが閉じられ、僕はそこにもう入れない。窓から明かりは見えているが、固く閉ざされた木戸の他には、中に至るどんな入り口もない。僕は走り、建物の周囲をめぐる。闇は段々深くなるようで、自分の手さえ見えなくなる。足元もすっかり溶けて消えていく。僕…

無意味なことわざ

熱いお茶ははやく飲めない。 明るい場所では火は目立たない。 隠れるほど見つけられる。 小さな海老を集めても、大きな海老にはならない。 海より大きな川はない。

多頭ピカチュウ白い頭巾をかぶった子供がいて、月の光を浴びながらうつむいている。その顔は真っ暗で見えず、男か女かも分からない。そこはさらさらと水の流れる音がする河原で、その子はしゃがみ込んで音のしない線香花火をしている。白い林檎。透明な林檎…