遅い時間まで二人には話すことがいつまでも尽きなかったけれど、何の話をしたか聞かれても答えようがなかった。ただ没頭してタイヤのブランコの上で話していると、夕暮れの気配さえ空から消えたことに気づかなかった。いや、気づかなかったのではなくて、夜…
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