心を、魂の底から、深く感動させて生きて行きたい。

デジャヴュ

金色の音がうしろにすると思ったら、 それはせせらぎに降り始めた小雨の立てる音だったらしい。

夕暮れに無神論が喋っている子供の頃は静かな部屋の 冷蔵庫の音がよく気になった 一人で暮らしている人は ずっとこんな冷蔵庫の音を 聞いていて大丈夫なのだろうかと思った何にもない広場で ワーワーと話している無言 宇宙の広大さを感じるのは 何でもない瞬…

In the middle of the sun

I'm in the middle of the sun I stand there, and see what is behind and what is forward僕は太陽の途中にいる そこに立ち、 そして眺める 何が後ろにあり、 何が前にあるのかを

憂鬱すぎて頭が変になりそうだ

ライフハック

雑念に囚われるから、時間が失われたように感じる。 まさに浅瀬で溺れているようなもの。 意識を掃き清めないといけない。

ドアが閉じられ、僕はそこにもう入れない。窓から明かりは見えているが、固く閉ざされた木戸の他には、中に至るどんな入り口もない。僕は走り、建物の周囲をめぐる。闇は段々深くなるようで、自分の手さえ見えなくなる。足元もすっかり溶けて消えていく。僕…

無意味なことわざ

熱いお茶ははやく飲めない。 明るい場所では火は目立たない。 隠れるほど見つけられる。 小さな海老を集めても、大きな海老にはならない。 海より大きな川はない。

多頭ピカチュウ白い頭巾をかぶった子供がいて、月の光を浴びながらうつむいている。その顔は真っ暗で見えず、男か女かも分からない。そこはさらさらと水の流れる音がする河原で、その子はしゃがみ込んで音のしない線香花火をしている。白い林檎。透明な林檎…

ナンセンスな言葉の中の侘寂

覗き見

尻尾を隠したそのヘビを見ていると、煩わしいような寂しいような気がした。その白いヘビは真っ青な空の中で急降下していた。 喉が渇いて、頭が痛くて、僕はこめかみを抑えていた。彼女がそばにいた。「ヘビが」と、僕は頭がどろどろする、寝起きの冷たい頭で…

幽霊の会話

おれさあ、昨日お前の心の中の家に行ってきたんだって。家なのに柱しかなかったじゃん。お前もおらんし。 何があったん、他に? 畳となんか古いっぽいテレビ。 勝手に入んなよ。 虫とかいたんじゃね? おらんわ、虫なんか。 虫はいなかったけど鈴虫の音はめ…

人間の顔が砂になって、しゃりしゃりと雨の降るような音を立てながら落ちていくのを見るのは、子どもに還ったように懐かしい。何かに夢中になっていたのか、ふと目を上げたときにそこへ停車していることに気づく駅。自分自身の意識と空間に変な仕方で焦点が…

そこは川原だ。 きれいな水が流れている。 冷たい流れに指を入れて、僕は小石を拾う。

人はそれを見つけるかもしれない

春の雨 風の音 何ということはない会話 木々のざわめき 薄い日の明かり 走っていくだからそれに何という意味があるわけでもない。 ただ生きているというか、それだけだよ。 そう、明日には帰ってくる。 明日の今頃はあっちにいると思う。 別に何ということも…

断念

俺はそこまでは思えん

もし僕がタイヤだったら

もし僕がタイヤだったら、お父さんとお母さんを乗せてどこまでも転がっていきます。 ころころころころと転がって、この世の果てまでも転がっていきます。 もし僕がタイヤだったら、僕には目がありません。何も見ることができず、聞くこともできず、生まれた…

聖なる世界

だるい。この感じ。十分寝ているはずだけど、だるい。旅先だとよりだるい。みずみずしい気持ちでいられる肉体でいたいな。そう思う。健康にはこれまで以上に気をつけよう。もっと走ろう。もっと長く走ろう。食事もそうだろう。彼女はヘルシーな食事が好きだ…

すごくオタクっぽい黒尽くめの服をきた男たちのテーブルにつく。彼らは僕の知らないゲームやアニメの話を途切れなくしている。正面の男がB4大の紙を差し出して言う。「コードは読めますよね?」 紙には見たことのない記号を使った数式のようなものが書かれて…

教室に生徒が一度に来すぎて困る、という夢を見た。 なぜか木下さんが紛れていて、こっちを向いて笑っている。

じっと雨の音を聞いている。光が見える。青い枝葉に反射する。音だけが聞こえる。そこには時間がない。夢に時間がないのと同じように。誰かがドアを開ける。長いトンネルにこだまするような声。雨の中の足音。戦車。疲れている。それはとても気持ちよく。ま…

美容室に行ったら美容師がいなかったので、鏡の前の席に座って自分で髪を切る夢をみた。

僕がそれを決める仕方は、一度にそう決めるのではなく、徐々に、積極的ではなく、むしろぐずぐずと崩れる砂の足場のように、あらゆる可能性を失うようにして、ようやく、これっぽっちのものしか残っていない、という仕方で、結局自分がはじめからそこに立っ…

聖なる世界

内省はそれ自体病的な習慣だ。結局、無意識に、意図しないでも、それは生きているうちに死のことを考えるのと同じ。本質的にムダなことであり、少なくとも生きるための行為ではない。 僕はそれが一つのことの現れだと思う。経験にはいいものも悪いものもある…

風船が朝になっても部屋の天井に浮かんでいる。 「目を当てて覗いてみましょう」 シャボン玉を吹いてぶくぶく泡が吹き出す。 耳鳴りがするから眠れない。 雪が降る日は部屋でテレビを見ている。 アニメのピンク色の小さい犬が暗闇の中でこっちへ駆けながら死…

PXPXA

地面に浅く掘った穴に、足元から水が流れこんでいく。水は渦を巻いて穴の壁を削り、拡がった穴は水で一杯になる。水の隅に半端に空が映る。そしてXX自身の影が映る。夢で見たような景色だと思うと、頭の血が冷たくなるのを感じる。 それは夢ではない。映像も…

雪の結晶 眩しい夜道の光 鍋の中でお湯の沸く 磁石はくっつく 夜の間は死体 夢で風船になった 朝は雨が降る 一杯の人たちが横切っていく 道は封鎖されている 「酔っぱらい」 小さな袋に入っている くわがた ズルをして持って帰った 何か 喉がかわく 風鈴 ペ…

サッカーゴールのある風景。夕暮れに子供たちが遊んでいる。空は真っ赤で、辺りは血のように黒く赤い。みんな自分たちがどこにいるのか、すぐそこにいるのが誰なのか、わからないほど影に溶けている。ある少年がサッカーボールの上に片足をついて立っている…

うがい 改札 電子レンジ 毒きのこ わさび 山道 忘れ物 泣かないで 風船ガム 大きな川 三つの眼 歌がうまい シャワー ダイヤモンド ピクルス 留守番電話

飛び去る蝶を 両手で追いかける その靴音がうるさくて 眠りを覚ます恐いやつ 黄色い雨がっぱを着て 彼は雨の中で口をむすぶ つぼみがぱっと赤くはぜる 誰かが黒板に落書きをしていく 電話が鳴り響く 投げ出された腕 雷鳴 嵐の海の光