話にムダが多すぎると、一体何の話だかわからなくなるそれと同じように、夾雑物が多すぎて、何か起きているのかわからなくなる一本の筋をびしっと通して、 死に近いものを見たい

あなたが話すこと、それは完全なる虚無であるあなたが食べるもの、それは完全なる虚無であるあなたの生活、それは完全なる虚無である喜びは完全なる虚無である、苦悩もまたそうである太陽の光に脳を干し 雨の薄暗い部屋が宇宙に通じる夢で心臓を突破られて死…

祝祭

一杯のコーヒーが実際にそうである以上のくつろぎをもたらす。

説教くさいというのは、判断があるからだ。判断とは守るためにすることである。僕はもっとドライに行きたい。ほとんど虚無に近いほどドライに。現実性に対してノーガードで、それこそガラスの破片の上を転げまわるように、挑んでいきたい。愚かしい散文であ…

月のように私の存在は消える

瞑想

電灯がつく。そこは真夜中の廊下だ。コンクリートが剥き出しになっている。ここは食堂がある大学の建物に似ているが、実際には地下の深いところにある。 その晩は風雨が激しく吹いていて、構内の木々は音を立てて揺れ、街灯の反射した水たまりの像を、絶え間…

動画

youtu.be

夢でつけた車体の引っ掻き傷が気になるような気がする

with no trace

これまで何をし、どこに行き、誰と出会い、何を話し、何を思い、どんな感情にとらわれ、頭は記憶に溢れていたとしても、家についたなら息を整え、シャワーを浴び、歯を磨き、服を着替えて、そのソファに落ち着いた顔で座っていたなら、君の過去は誰にもわか…

ビジョン

巨大な星と星とがぶつかり合う、火花を散らす接点、それこそがこの現実というものであり、それは耐えず破壊されているのだが、限りなく平静でもある。

さっきまで洞窟で話していた、あの人相の悪い男は、 指名手配犯だったのだと、表に出た張り紙をみて知る。少しためらって、結局警察に電話をする。 けど、窓口の女の警察官が要領を得なくて、まともにことが進まない。僕が通報していることがあの男にバレた…

二つの原理

(存在でありうるもの)と(存在させているもの) の時間を超越した遊戯

朝目が覚めたとき、薄暗い部屋で、居間に怪物がみえる。 変な黒い塊で、とても危険なものだ、という印象を、その瞬間に僕は抱いている。 声を上げる。 でも、よく見るとそれはただの扇風機で、一度扇風機にみえてからは扇風機にしかみえない。 こういうこと…

短文

こんなところにバス停なんかあったのか

天使

暗闇の空中で激しく燃えている人形

離れたところから車の走る音が聞こえたら、 その姿が見えなくても、 心には車や、それにまつわる物事が喚起され、 人は車の存在を感じる。

すべては無作為にそこにある。 何もかもがそのようにそこにある。 すべてはあるがままにある。この目には入らないだけで、 同じ時間に生起している出来事が確実にあるということ。 例えばこの部屋にいるとき、 表の通りを歩いてく人や、 車の通りや、 風に揺…

法華経

法華経の薬草喩本を読みながら、この頃ほとんど経験したことがない、深い瞑想に入るような感覚を覚える。・すべては心の産物である ・私というものは存在しない ・私の心と思えるものは結び目、淀みのようなものであるこのような心の状態は、ネガティブな感…

心を、魂の底から、深く感動させて生きて行きたい。

デジャヴュ

金色の音がうしろにすると思ったら、 それはせせらぎに降り始めた小雨の立てる音だったらしい。

夕暮れに無神論が喋っている子供の頃は静かな部屋の 冷蔵庫の音がよく気になった 一人で暮らしている人は ずっとこんな冷蔵庫の音を 聞いていて大丈夫なのだろうかと思った何にもない広場で ワーワーと話している無言 宇宙の広大さを感じるのは 何でもない瞬…

In the middle of the sun

I'm in the middle of the sun I stand there, and see what is behind and what is forward僕は太陽の途中にいる そこに立ち、 そして眺める 何が後ろにあり、 何が前にあるのかを

憂鬱すぎて頭が変になりそうだ

ライフハック

雑念に囚われるから、時間が失われたように感じる。 まさに浅瀬で溺れているようなもの。 意識を掃き清めないといけない。

ドアが閉じられ、僕はそこにもう入れない。窓から明かりは見えているが、固く閉ざされた木戸の他には、中に至るどんな入り口もない。僕は走り、建物の周囲をめぐる。闇は段々深くなるようで、自分の手さえ見えなくなる。足元もすっかり溶けて消えていく。僕…

無意味なことわざ

熱いお茶ははやく飲めない。 明るい場所では火は目立たない。 隠れるほど見つけられる。 小さな犬を集めても、大きな犬にはならない。 海より大きな川はない。

多頭ピカチュウ白い頭巾をかぶった子供がいて、月の光を浴びながらうつむいている。その顔は真っ暗で見えず、男か女かも分からない。そこはさらさらと水の流れる音がする河原で、その子はしゃがみ込んで音のしない線香花火をしている。白い林檎。透明な林檎…

ナンセンスな言葉の中の侘寂

覗き見

尻尾を隠したそのヘビを見ていると、煩わしいような寂しいような気がした。その白いヘビは真っ青な空の中で急降下していた。 喉が渇いて、頭が痛くて、僕はこめかみを抑えていた。彼女がそばにいた。「ヘビが」と、僕は頭がどろどろする、寝起きの冷たい頭で…

幽霊の会話

おれさあ、昨日お前の心の中の家に行ってきたんだって。家なのに柱しかなかったじゃん。お前もおらんし。 何があったん、他に? 畳となんか古いっぽいテレビ。 勝手に入んなよ。 虫とかいたんじゃね? おらんわ、虫なんか。 虫はいなかったけど鈴虫の音はめ…